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新卒で外資系企業に就職するのはアリ?日系企業との違いを知って就活に活かそう

就職活動をしようとしている皆さんの中には、外資系企業が気になっている人もいるかもしれません。しかし、外資系企業がどんなものなのかわからないという人も多いのではないでしょうか。

  • そもそも外資系企業とはどんな企業なのか?
  • 日系企業と何が違うのか?
  • どちらの方が自分に合っているのか?

給料制度や人事評価の基準、福利厚生はどうなっているのか、それらをまとめて自分には向いているのかどうか。
これらを知っておくだけで就職活動の幅はグンと広がるのではないでしょうか。

今日は外資系企業と日系企業の違いについて、 様々な観点から紹介していこうと思います!

外資系企業とは

そもそも外資系企業とはどんな企業なのでしょうか?

  • 外資系企業の定義って?
  • 資本金はどれくらい?
  • どんな業種が多いんだろう?

まずはそこからチェックしてみましょう。 

外資系企業の定義

そもそも外資系企業とは、資本の3分の1以上が外資である企業のことです。
つまり創業した国が日本であっても、社員の大部分が日本人ばかりでも、外国法人や外国人の出資比率が34%を超える企業は外資系企業と言えます。 

経済産業省の「外資系企業動向調査」によると、国内の外資系企業数は3,151社ほどとなっています。

外資系企業が多い業種

外資系企業の多い業種としては、コンサルティング、投資信託、卸売、メーカー、サービス業、情報通信、金融・保険と様々です。
コンサルティングや投資信託といった業種はイメージ通りといったところではないでしょうか。
一番多い業種としては卸売業、ついでメーカーやサービス業です。情報通信、金融保険に関しては全体の5%といったところです。
業績好調な企業も多いようで、 採用も増加傾向にあります。

外資系企業の特徴

次に、外資系企業の特徴を見ていきましょう!

給与制度、人事評価、研修制度はどのようになっているのか。また福利厚生はしっかりしているのかどうか。日系企業と比べてどのような違いがあるのか気になるところだと思います。 

給与制度は職務主義

結論から言うと、日系企業は能力主義、外資系企業は職務主義と言えます!

日系企業だとベテラン社員の方が能力が高いとみなされがち。それによって年長者の給料が高い傾向にあります。

一方、外資系企業は成果が直接賃金に反映するため、日本企業よりも比較的高いお給料をもらえる会社が多い傾向にあります。受け持つ仕事の量で給料が決まり、一人一人の役割も明確に決まっています。部署を異動して職種が変わった場合は、給料が下がるということもあり得ます。

人事評価は成果主義

日系企業の場合は年功序列で、長く会社にいれば評価も上がり、給料も上がります。
しかし外資系企業の場合、新卒社員であっても、短期的に上げた成果を見て評価をされることが多いです!

チームで仕事をすることも一人で仕事をすることもありますが、どちらにせよ、自分がどういった形で会社に貢献したか、どういった形の成果を残したかによって評価されます。また、評価してもらうために、貢献度や成果は自分からアピールすることも大切です。

早々に結果を求められるので、じっくり成長したいという方には不向きかもしれませんね!

研修制度があまりない

研修制度にも外資系企業と日系企業の大きな違いがあります。

日系企業は基本的に新卒社員に優しく、2〜3年かけてしっかりと研修して育ててくれるのが特徴です。
また入社して2週間の間、おじぎや名刺交換といったビジネスマナー、 電話の取り方や敬語の使い方を学ぶことができたりします。研修が充実しているところだと、英語研修などの充実した研修を行っている場合もあります。
入社してしばらくは、お目付け役の先輩社員がつくなど、本当に新卒社員に優しい文化が根付いています。

最近では、”ゆとり世代はすぐに辞めてしまう”といった認識が広まっているのか、 より新卒社員を優しく扱う企業が増えている印象です。
入社してからじっくりと学んで、時間をかけてレベルアップしていきたいと考えている方には日系企業の方がお勧めと言えるでしょう。

一方、外資系企業は最低限の研修のみ。自分に必要な能力は自分で身につけないといけないのが特徴です。
もちろん最低限の業務研修はあります。新卒社員であっても最低限の業務は分かっていないと効率が悪いからです。
しかし、それ以外のビジネスマナーや電話の取り方 といった研修はほとんどなく、もちろんお世話係などもいません。


裏を返せば、入社してから即戦力として活躍していく自信があったり、必要な能力を自分で身につけてレベルアップしていこうという気持ちがある方には大変お勧めだと言えます。厳しくてもいいから自分の実力を示して、より多くの給料をもらいたいという方は外資系企業に入社するのもいいでしょう。
自分の適性を考えて、選択することが大切です。

福利厚生があまりない

日系企業だと、社宅や住宅手当・交通費・家族手当・労働組合・提携施設の割引・融資の優遇などを受けられます。
しかし、外資系企業にはこういったものが少なく、日系企業ほど福利厚生が充実しているとは言い難いと思います。

しかし、その分給料は高めなので、 自分自身で生活を充実させていくことができるとも言えます。 

活躍できないとクビになることも

日系企業の特徴としてもう一つ、簡単にはクビにならないというところがあります。どれだけ使えなかったとしてももう一度研修を受けたり、他部署の配属になったりしてもう一度適性を診てもらえるなど、とにかく社員に優しいです。 

一方、外資系企業の場合はそういった優しさがなく、”こいつパフォーマンスが出せないな”と判断されれば、容赦なくクビにされます。
以前しっかりと成果が出せていた人であっても、 成果が出せなくなってしまったと判断されれば、そこはドライに切り捨てられることもあります。新卒だからといって大目に見てくれるわけではないのです。

新卒で外資系企業への就職に向いている人

では、外資系企業の特徴を把握できたところで、新卒で外資系企業の就職に向いている人はどんな人なのか、見ていきましょう!

競争社会で成長したい

給料制度や人事評価の基準から考えても、”競争社会で成長したい”と考えている人には向いているといえるでしょう。

自分に見合った評価や、賃金が欲しいと考える方にとっては、外資系企業はとても魅力的です。

一人一人に任される仕事も多いので、それだけ早く実力をつけることもできます!
実力がつきやすく、自分の市場価値を高めることができるとも言えますね!

チームで動く日系企業に比べ、外資系企業は個人の結果を重視してくれます。個人の能力に自信がある人も外資系企業に向いているでしょう!

”競争社会で成長したい”と考えている人には最高の環境ではないでしょうか。


空気を読むのが嫌

外国人はオンとオフの切り替えがはっきりとしています。そのため外資系企業は、日系企業のように終業後に飲みに行ったり、オフの時間に人間関係を作ったりというような日本的な習慣はありません。残業する必要は全くありませんし、契約書に書かれているような休暇は取りやすい傾向にあります。

日系企業でよくある、飲みの誘いを断って”あいつノリ悪いな”と判断されたり、それが業務内での評価につながったりということが外資系企業ではありませんので、 空気を読むのが嫌だなと感じる方は外資系企業が向いてるかもしれません。

新卒時から高い給料がほしい

新卒時から高い給料が欲しい場合も外資系企業が向いていると言えます。
日系企業ではどうしても年功序列の価値観が浸透しているので、新卒時から高い給料もらうというのはなかなか難しいと思います。

しかし、外資系企業の場合は個人の能力次第で新卒でも高い給料をもらうことができます。自分の実力をちゃんと示すことができれば、高い給料をもらえる可能性があるのです。
そう考えると、中々夢のある選択と言えるのではないでしょうか。

新卒で外資系企業での就活をする場合に注意しておくこと

外資系企業と日系企業の違いは就活の際にも影響してきます。外資系企業は独自のスケジュールで動いていたり、英語力の必要性が高い場合があるため、就活の際にもあらかじめ知っておいたほうがよいのです。ここからは、外資系企業への就職活動の際に注意すべきことについて解説していきます!

採用スケジュールが特殊

外資系企業は独自の採用スケジュールを持っていることが多いです。

特に外資系企業は、大学3年生の夏にインターンシップの募集を開始することが多いと言われています。このインターンシップが大切で、参加し損なうとその後の採用イベントに参加できなくなる場合もあります。通常の日系企業よりもかなり早く内容も厳しいのでスケジュールには気をつけておきましょう。

インターンシップの申し込みは3年生の5月や6月に始まり、いっぱいになると募集が終わってしまいます。あっという間に応募できなくなってしまう場合もあるので、志望する企業のホームページは、募集の時期になったらこまめにチェックしておく必要があります。 

英語スキルが求められる

外資系企業では、採用の段階から英語スキルを求められることがあります。

英語でのグループディスカッションや面接、筆記試験があったり、エントリーシートが英語だったりする場合もあります。

また、TOEICの点数の基準を定めている企業もあります。

入社後も英語で外国人社員とコミュニケーションをとることもありますので、英語が出来るに越したことはありません。とはいえ、日本で展開している企業ですから顧客は日本人がほとんどになります。よって、日本語のコミュニケーション能力は英語以上に見られます。

面接の際には日本企業ではほとんどない、逆質問の面接が多いのも特徴です。
自分で質問をしなければならないので、ちゃんと企業のホームページを見て、その企業の研究や、その業界について予め知っておかなければなりません。

企業によって内容も違うので、選考過程を予め知っておけると良いかもしれません。OB,OGを訪問したときや、その企業を受けた先輩たちがいれば、そういった方々に聞いて情報を集めておくのもいいと思います。

おわりに

以上「新卒で外資系企業に就職するのはアリ?日系企業との違いを知って就活に活かそう」の記事でした!

これから就活の皆様にとって、外資系企業と言うのも、魅力的な選択肢の1つなのではないでしょうか!( ´ ▽ ` )

ぜひあなたの就活に向けて、参考になっていれば嬉しいです♪( ´▽`)

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