大学生のみなさん、アルバイトはされているでしょうか?(*´∀`*)
大学生の時期にアルバイトを経験される方は約9割といわれています。
大学生活は何かとお金がかかりますよね( ̄∇ ̄)
みなさん各々月に稼ぎたい金額もあるでしょうし、大学生活とアルバイトは密接な関係にあるといえるでしょう( ・∇・)
そして一生懸命アルバイトに励んでいる方は、考えずにはいられない親の扶養範囲の問題。
これによって、自分は年収いくらまで稼いでいいかが決まってきます(=゚ω゚)ノ
私自身も大学生の頃は
「扶養って何?よく分からん‥」
「とりあえずよくいわれる、年収103万円以内で働いておけばいいのかな‥」
と漠然とした理解でアルバイトをしていました( ̄∇ ̄)
この扶養に関する制度は非常に難しく、ほとんどの学生さんは詳しく理解できないままアルバイトをされている状況でしょう。
ですが大学生でアルバイトをしている方にとっては、この扶養範囲問題は自分ごとであり、決して見過ごしていい話ではありません!
「扶養とはどういう社会制度なのか」
「扶養範囲内の金額を越すとどうなるのか」
についてはしっかり理解しておきましょう♪( ´▽`)
あなたはアルバイトと扶養に関する問題と向き合おうとされているからこそ、
この記事に辿り着いたと思われます。
その情報収集をしようとする姿勢がすでに十分すばらしいです\(^o^)/
ですのでこの記事を読んで、少しでもアルバイトと扶養に関する知識を深めていってくださいね(*´∀`*)
扶養とは
はじめに、扶養制度についての概要を理解をしておきましょう( ・∇・)
扶養という言葉の意味
そもそも扶養という言葉の意味ですが、
「経済力のある人が親族を援助して養う」ことを指します。
つまり親の扶養に入っている状態というのは、
「親に養ってもらっていますよ」と申告していることになりますね(*´∀`*)
日本の税制度では年収103万円未満の人は、
「自分で生計を成り立たせることができず、誰かに養ってもらっているだろう」という認識をされます。
つまりこの年収以下に当てはまる人は、誰かの扶養に入る状態になるわけです( ・∇・)
なぜこのような制度があるのか?
ではなぜこういう扱いをする制度があるのか?
それは同じ収入の人でも扶養家族がいる人といない人では、自由に使えるお金に差が出てくるからです( ・∇・)
例えば:
独身、30歳、年収400万円、のAさん(扶養家族なし)がいたとします。
Aさんと同じ会社の同期Bさんは、同じ30歳年収400万円ですが、結婚されて最近お子さんが生まれたばかり。奥さんは育休中でBさんが養っている状態(扶養家族1人)です。
この場合
「Bさんは収入がない奥さんを養っていて大変だろうから、税金を安くしてあげよう」
というのが今の日本の税金におけるルールです♪( ´▽`)
つまり扶養をしている人(大学生の場合は親)にとって、扶養人数が多ければ多いほど、所得税や住民税の金額が安くなるのです\(^o^)/
扶養に入れられる人の条件
扶養に入れられる人の条件としては、以下のものがあります。
- 16歳以上の人(15歳までは国から児童手当が出るため)
- 6親等以内の血族・3親等以内の姻族の人
- 給与収入が年間103万円未満である人(年収103万円未満の人は自立して生活できない人とみなされる)
このルールから考えると、
基本的に身内や親戚間であれば誰を扶養に入れる・誰の扶養に入る
というのは、かなり自由であることが考えられますね( ^ω^ )
つまり多くの大学生の方は、
「アルバイトでの収入を年間103万円以内にして、親の扶養に入った状態にしておこう」
という人が多いのです(*゚▽゚*)
年収別:扶養状況と課される義務
扶養に入るメリットは先ほどもお伝えしたとおり、
「扶養に入れた人の税金(所得税と住民税)が安くなる」
ということです♪( ´▽`)
この章では年収別に扶養状況とどんな義務が課されるかを解説していきます!
年収103万円未満の場合
まず年収103万円未満の人は自立して生活できない人とみなされます。
そのため所得税や住民税、健康保険料については発生しません(*´∀`*)
年金は支払い義務がありますが、大学生の方であれば猶予申請をすれば支払い猶予ができます( ´ ▽ ` )
年収103万円以上の場合
年収103万円以上になると、先ほどの「扶養に入れられる人の条件」から外れるので、親の扶養には入れなくなります。
扶養に入れなくなると、親の税金はいくら変わってくるのか?
親の年収にもよりますが、例えば平均年収の400万円と考えた場合、
所得税と住民税を合わせて年間で6〜8万円程度税金負担が増えるイメージですね( ̄∇ ̄)
これは親からしたら、極力子どもには年収103万円以内で働いてほしいと思うはず‥笑
また親の扶養から外れるだけでなく所得税も発生するので、
ご自身で所得税を支払っていかないといけません(=゚ω゚)ノ
年収130万円以上の場合
では年収130万円を超すとどうなるのか?
先ほどの「扶養に入れない」「所得税を自分で払わないといけない」に加えて、
「自分で国民健康保険料・国民年金を支払わないといけない」
という義務が追加されます( ̄∇ ̄)
国民健康保険料と国民年金ってどれくらい支払うの?
と思われる方もいるでしょうが、
イメージとしては、160万円程度まで稼がないと手元に残るお金は年収130万円の時と変わらない。
といったところですかね( ・∇・)
つまり年収130万円を超すかどうかは、特に慎重にならないといけない壁だといえるでしょう(=゚ω゚)ノ
年収103万円を超えた場合は「勤労学生控除」を使う
大学生の方で、
「バイトをしすぎて、気づいたら年収103万円を超してしまった‥( ;∀;)」という方。
そんな方に朗報!
勤労学生控除という、ありがたい制度があります(*゚▽゚*)
どういう制度か
勤労学生控除は、働く学生の負担を減らす制度であり、
「年収130万円までは所得税がかからない」
というありがたい制度です\(^o^)/
大学生の方で年収103万円〜130万円の方は、ぜひこれは申請しましょう(*゚▽゚*)
この場合勘違いしやすい注意点としては、
この控除を使えば所得税はかかりませんが、
年収103万円を超した時点で親の扶養には入れなくなっているので、
親の税金負担は変わらずというところは理解しておきましょう( ̄∇ ̄)
申請方法
勤労学生控除の申請方法についてですが、ご自身で確定申告を行う必要があります( ・∇・)
確定申告のやり方について知りたい方は、こちらの記事を参照してください(^^)
「(基礎)白色確定申告のやり方とは?100人に対面で教えた初めての方でもできる方法」
「(実践)白色確定申告のやり方とは?100人に対面で教えた初めての方でもできる方法」
結論
結局のところ、自分はいくらまで稼ぐのがいいのか?
についてですが、改めて収入に応じた権利や義務をまとめておきます。
- 年収103万円未満:親の扶養に入れる
- 年収103万円〜130万円:親の扶養に入れない、所得税の支払い義務が発生(勤労学生控除で免除)
- 年収130万円以上:親の扶養に入れない、所得税・国民健康保険・国民年金の支払い義務が発生
以下の2点を中心に考えてもらうといいかと思います(*´∀`*)
親の扶養を外れても問題ないのか?
これは親の支払う税金にも関わってくるため、
親との相談が必須になります( ・∇・)
親と話し合いをして、年収103万円未満に抑えておくのがいいのか。それ以上稼いでも問題ないのかを話し合っておきましょう( ^ω^ )
年収160万円以上をどうしても稼がないといけない状況か?
年収160万円以上がどうしても必要!(学費を自分で全額賄いたいなど)という方でないかぎり、大学生で年収130万円以上を稼ぐことはオススメしません(=゚ω゚)ノ
学生のうちは税金面での優遇も多いです。
その恩恵はできるだけ活用できるといいですよね\(^o^)/
ご自身がいくら収入が必要なのかをしっかり考えて、
計画的にアルバイトに励めるといいですね(*´∀`*)
おわりに
以上「大学生が親の扶養に入れる条件、アルバイトで年収いくらまで稼いでいいかを解説!」の記事でした!
この記事を読んでもらって、あなたはアルバイトで年収いくらまで稼ぐのがいいかのイメージはつかめましたでしょうか?( ´ ▽ ` )
税金の計算は個別具体的な状況によって大きく変わります。
この記事ではあくまでも一般論を中心に情報をまとめましたが、極力理解がしやすいように情報をコンパクトにまとめました!
大学生のみなさんに、今後は扶養範囲も視野に入れながらアルバイトに励んでいただけたらと思います♪( ´▽`)
「自分に合うアルバイトを知りたい!」という方は、以下の記事も参考にしてもらえたらと思います( ´ ▽ ` )
「アルバイトや扶養について、もっと詳しく相談したい!」
「自分の場合は、税金を払うとしたらいくらになるか知りたい!」
という方は、名古屋の東山公園にさらに詳しい社会制度に関する相談に乗ってもらえるコワーキングスペース「コンパスルーム」があります(^^)
こちらに遊びに行くと、
- 扶養と収入の仕組みのさらに深い話が聞ける
- 個別の税金シミュレーションが明確にイメージできる
- あなたの大学生活に合わせたアルバイトが分かる
といったメリットがあります!
興味のある方はぜひ1度遊びに行ってみてください(*´∀`*)
「コンパスルーム」の詳細はこちら!
最後まで読んでくださり、ありがとうございました\(^o^)/