アルバイトを円満に辞めるには、辞める理由と伝え方が大切です。
アルバイトが辞める時は店側もシフトの調整や新しいバイトの確保など労力を払います。そんな中、マイナスな理由をそのまま伝えたり、連絡を直前にしたりすると店側との関係も気まずくなります。
円満にバイトを辞めるためには伝え方を工夫する必要があります。
今回は実際の大学生の皆さんの「アルバイトを辞める理由」を紹介するとともに、やめる際の伝え方のコツをお伝えしたいと思います。ぜひ参考にしてください。
辞めたい理由
まず、世の中の大学生がどのような理由でバイトをやめたいと思っているのか、その理由をお伝えします。
仕事がキツイ
求人を見たときは自分にもできそうと思っても、実際やってみると想像以上に大変だったというのはよくあることです。
力仕事が多く体力面が追い付かなかったり、対応しなければいけない仕事とシフトの人数が釣り合わず、いっぱいいっぱいになってしまったりしている場合が多いです。
体力的な面だけでなく、時間の面でも大変な場合があります。
仕事量が多いと覚えるまでに時間がかかり、スムーズに作業が行えません。時間内に終わらせることができないと残業になります。
人手不足の職場では次々と仕事が回ってくることで、一時間二時間と残業が増え、学業に支障が出てしまうことも。
いくら給与がもらえても、勉強や遊びなどとのバランスが理想から離れてしまった場合、辞めようと思う人が多いようです。
人間関係
バイト先での人間関係の悪化も、よく上げられる理由の一つです。
人間関係の不満は主に2パターンあります。
特定の人と折り合いが悪かったという場合と、全体的に職場のコミュニケーション環境に不満があるということも。
特定の人と折り合いが悪い場合の実例は、「先輩が同僚にばかりひいきして自分に強く当たる」「店長とそりが合わない」などです。
いじめや嫌がらせまがいのことをされていれば、アルバイトを辞めたくなるのは当たり前です。そうでなくても赤の他人同士ですから、そりが合わない相手がいることも仕方ないでしょう。
全体的に職場のコミュニケーション環境に不満がある場合の実例は、「バイトと社員の間に壁があり意見が通りづらい」「社員同士の関係性が悪い」などです。
後者は自分が強くかかわっている問題ではないため、改善も見込みにくく、より厄介な理由といえます。
不満とまではいかなくても、「体育会系すぎる」「同性や同世代のバイトがいない」など人とコミュニケーションが取りづらい理由があると辞めたくなってしまいますよね。
バイト先の条件
時給などの待遇が悪いのも辞めたい理由になります。
ほかのバイトをしている友人の話を聞いたり、求人サイトをみたりして情報収集をしていると、自分のバイトの時給を相場と比較するのは容易です。
自分のバイトの時給が働き方に見合ってないと感じた場合、より高い時給の仕事を探すのはとても自然な流れです。
また、シフトの要望が通らなかったり、無理やりシフトを入れられるなど時給以外にも待遇が悪いと辞めたくなりますよね。
仕事内容がつまらない
仕事内容にやりがいが感じられない、つまらないというのも理由の一つです。
毎日同じ作業の繰り返しであったり、単純な接客ばかりでは飽き飽きしてしまいます。
座っているだけ、立っているだけなどの作業では時間が過ぎるのが遅く苦痛を感じる人も多いでしょう。
一つ目の理由とはある意味逆の意見ですが、「きつさ」「大変さ」を感じるという点では同じであるといえます。バイトを人生経験と考えている人にはより苦痛でしょう。
貴重な学生生活の時間を使うのなら、少しはやりがいを感じたいですよね。バイトを変えるのも一つの手です
また、憧れの業種だったけれど、実際に働いてみたら思ったよりつまらなかった。など理想と現実の差に悩まされることも多いようです。
しかし、「つまらない」「やりがいを感じられない」とそのまま理由を伝えるのは考えもの。伝え方を考えなければいけません。
伝え方
引っ越しや留学など、前向きな理由は伝えやすいですが、上記のようなマイナスな理由は伝え方次第では関係性を悪くします。
バイト先もアルバイトとして雇っている以上、辞めることをある程度想定しているので理由を聞かれない場合もありますが、人手不足など事情があると強く引き留められることも。
聞かれたときにきちんと説明ができるよう準備をしていくことが大切です。
ここでは円満に辞めるために抑えておくべきポイントを二つご紹介します。
相手のせいにしない
まず大切なのは相手のせいにしないということ。相手に責任があるような言い方をすると、相手のせいで辞めたかのような印象が付きよくありません。
誰かが悪い、誰かのせいといった受け取られ方をされないよう心がけましょう。
先ほど紹介した4つの理由はいずれもバイト先に問題があるという言い方なのでそのまま伝えると印象が悪くなる可能性が有ります。建前の理由を用意するのも良いと思います。
やむをえない事情感を出す
辞める時に大切なのは「相手のせいではなく、自分のやむをえない事情で辞める」ということを伝える点です。
バイト先のせいで辞めるわけではないというのを伝えるほかに、やむを得ない理由なので引き留めても無駄ということを示さなければなりません。
建前として手っ取り早いのが「学業の優先」です。学生の本業は学業ですから、それを理由にすると説得力があります。
具体的には
・両立が難しい
・単位が取れていない
・取りたい資格がある
といった具合です。
「仕事がきつい」と言って辞めると、角が立ちますが、「体力的に厳しく、翌日の授業や成績に影響がある」と言うと「仕方ない感」が出ませんか?本音と建て前をうまく使い分けましょう
ここで気を付けてほしいのが、理由を必要以上に話さないことです。
詳しく話しすぎると、本音の部分が見えすぎてしまいます。聞かれている範囲で答えましょう
また、伝えるタイミングも重要です。法律上では二週間前までに伝えれば辞めることが可能です。しかし、バイト先の事情も考えると、最短でもでも辞める一か月前には伝えるべきです。
伝えるときはなるべくほかのバイトがいないところで直属の上司に直接伝えましょう。バイトとは言えビジネスの話ですから、lineやメールで済まさず、バイト先に顔を出せない場合は電話で伝えましょう。
バイトを辞めたい人へ
いかがだったでしょうか。少しでもバイトを辞めたいと思っている大学生の役に立てればと思います。
バイトを辞めた後は新たなバイトを探さなければいけません。求人サイトや情報誌を読むのもいいですが、生の声を聴きたいと感じることもあるのではないでしょうか
より多くの同世代と関りを持つことも必要だと思います。
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